みなさんこんにちは!
周智郡森町・仲町歯科医院院長の義永です。
6月には梅が旬を迎えます。
梅の旬は短く、緑色の青梅は上旬、
黄色の完熟梅は中旬に出回るそうです。
梅の代表的な加工品といえば梅干しですが
見ているだけでも思わずだ液が出てしまいますよね。
そんなだ液ですが、
実はいくつもの重要な役割があることをご存じでしょうか。
🦷おいしく感じるのはだ液のおかげ!?
「ひと口噛む毎に、口のなかに味が広がる」
このような繊細な変化を楽しめるのは、
実はだ液のおかげ。
だ液が食べものと混ざり合うことによって、
舌が味を感じやすくなるのです。
さらに、食べものを上手に飲み込めるのも
だ液に 「お口を潤す」 という
力があるおかげです。
もしもだ液がなかったら、
何を食べてもバサバサして
味の無いクラッカーを食べているような
感覚になってしまうことでしょう。
🦷むし歯から歯を守っている!?
だ液には 「歯をむし歯菌から守る力」もあります。
歯の表面についた汚れを洗い流し、
さらには、むし歯菌によって
溶かされた歯を修復する、
という重要な働きも。
もしもだ液がなかったら、
あっという間にむし歯になってしまいます。
また、 だ液には 「抗菌作用」 が含まれており、
インフルエンザなどの予防にも
効果があることがわかっています。
🦷だ液ってこんなに出るの?
なんと、 だ液は1日に1〜1.5Lもの量が分泌されます!
しかし、この量は加齢や生活習慣などによって
減少し、豊かな食生活が失われ、
むし歯や歯周病・感染症のリスクが
高まってしまいます。
そこでおすすめしたいのが
「バタカラ体操」 です。
「パパパパ…」というように
「パ」 「タ」 「カ」 「ラ」 をそれぞれ10回ずつ、
これを3周繰り返しましょう。
継続して行えば、
お口の周りに筋力がつき、
だ液がしっかり分泌されるようになります。
お食事の前に行うと、より効果的です。
とても簡単な体操なので、
ぜひ空いた時間に
チャレンジしてみてください。