あけましておめでとうございます。
周智郡森町・仲町歯科医院院長の義永です。
お正月に飾る鏡餅には
「年神様」 の力が宿っているので
鏡開きのあとには、
割れたお餅を食べることに
意義があるそうです。
そんなお餅ですが、
喉に詰まらせてしまう
事故も多くなりますので
皆さんも十分ご注意ください。
実は、こうした窒息事故には
加齢によるお口の機能低下と
密接な関係があります。
🦷お口の機能は低下する
食事を喉に詰まらせてしまう原因のひとつが
お口の機能が低下する、
「口腔機能低下症」 です。
口腔機能低下症とは
・食べものを噛む
・飲み込む
・話す
といった、
お口の機能が働きにくくなっている
状態のこと。
実は、 50代では約半数が、
70代では80%以上の方が
何らかのお口の機能が低下している、
という研究結果もあります。
お口の機能低下を放っておくと、
「飲み込みにくい」 が 「飲み込めない」 に、
「噛みにくい」が 「噛めない」 という状態に
変わり、症状はさらに悪化してしまいます。
🦷要介護のリスクが高まる!?
問題は 「食べにくさ」 だけに留まりません。
飲み込む・噛む機能が低下していくと
柔らかい食べもの中心の食事に
偏っていきます。
すると、噛む力や回数が減るので
お口から伝わる
脳への刺激が少なくなってしまいます。
さらにお口の機能が低下すると、
発音や容姿、 表情が損なわれるため
引きこもりがちになり、
「人と会う機会」 が減ってしまいます。
その結果、 運動機能と知的な活動が減るため、
要介護になるリスクが高まってしまいます。
🦷早めに対応すれば健康に戻れる!
一度要介護になってしまうと
健康な状態に戻ることはできません。
しかし、お口の機能が低下しただけの段階なら
適切に対処することで
症状を改善させることができます。
お口の機能が低下しているかどうかは
健康保険を利用して
仲町歯科医院でも検査をすることができます。
初期段階では気づかない方がほとんどです。
早めの治療で認知症を予防するためにも
詳しい検査を受けていただくことを
おすすめします。














