回天の島で考える、今の私たちの暮らしと未来

みなさんこんにちは!周智郡森町・仲町歯科医院院長の義永です。

先日放送された「池上彰の戦争を考えるSP2025」を視聴しました。

https://tver.jp/episodes/epzokrbn6f

今回のロケ地の一つが、妻のふるさとである山口県周南市大津島で、回天特攻隊がテーマに取り上げられていました。

かつて国のために命を捧げた若き英霊の方々には、心から感謝と尊敬の念を抱かずにはいられません。

今私たちが当たり前のように享受している平和な暮らしは、こうした方々の犠牲の上に築かれていることを改めて強く感じました。

特に驚かされたのは、回天という特攻作戦が軍上層部ではなく、若者たち自身の発案だったという事実です。

純粋な思いが、時代の空気に飲み込まれていく。その背後には、当時のマスコミがつくり出した世論の圧力も大きかったのではないかと考えさせられました。

戦意を煽る報道が国全体を動かしてしまうことを思えば、現代に生きる私たちも情報の受け取り方に注意を払わねばなりません。

一方で「軍の体制において鉄拳制裁のような暴力があった」と、番組内の紙芝居で語られていました。

こうした行為が容認されていたことは、組織として大きな問題であり、二度と繰り返してはならないことだと痛感しました。

ただし、今日の国際情勢を振り返ると、理想だけでは語れない現実もあります。

中国の軍拡は顕著であり、ウクライナの悲劇を見ても、日本の防衛力強化は避けて通れない課題だと感じます。

平和を守るためには、自衛隊だけではなく海上保安庁や防衛機材の輸出も含めた、総合的な抑止力の増強も必要なのだと考えさせられました。

また今回初めて知ったのは、終戦直前の8月14日に岩国駅周辺がアメリカ軍の空襲を受け、多くの一般市民が犠牲となったという史実です。

弾薬の在庫一掃のような意味合いもあったのかもしれませんが、何の罪もない人々が虐殺された無念さを思うと胸が痛みます。

ただ、この空襲を語るのであれば、同時期に起こったポツダム宣言受諾後のソ連参戦、そして多くの日本人がシベリアに抑留・強制労働させられた歴史にも触れるべきではないかと感じました。

戦争を考える上で、一面的な視点にとどまらず、幅広い事実を学び続けることが私たちに課せられた責務だと思います。

 

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