みなさんこんにちは!周智郡森町‧仲町⻭科医院院⻑の義永です。
朝⼣は⼼地よい⾵が吹き始め、少しずつ秋の深まりを感じる季節となりました。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
先⽉の週末、あいにくの⾬空ではありましたが、磐⽥市⺠⽂化会館「かたりあ」へ⾜を運んでまいりました。
お⽬当ては、⽇本ジャズ界の⾄宝、サックス奏者‧渡辺貞夫さんのカルテット公演です。
渡辺貞夫さんといえば、かつて草刈正雄さんと共演された資⽣堂「ブラバス」のCMや 、⼤ヒット曲『カリフォルニア‧シャワー』の爽快な笑顔を思い浮かべる⽅も多いのではないでしょうか。
なんと御年93歳。
現役で舞台に⽴たれていること⾃体が奇跡のようですが、実際のステージを⽬の当たりにして、その驚異的な体⼒と⾳楽への情熱に圧倒されてしまいました。

実は開演直後、ちょっとしたハプニングがありました。
最初の⾳出しで何か違和感があったのか、貞夫さんが「あれっ?」と声を上げて⾸を傾げられたのです。
いきなりの展開に客席はドッと温かい笑いに包まれましたが、ここからが真⾻頂でした。
演奏が進む中、他のメンバーのソロパートのわずかな合間を縫って、素早くリードの位置や締め具合を微調整。
⾬の⽇の湿気で繊細なリードの調⼦が変わっていたのかもしれませんが、⼀切動じることなく、納得のいく⾳を求めて機敏に対応される姿には、百戦錬磨のプロフェッショナリズムを感じて深く感銘を受けました。
15分の休憩を挟んだ 2部構成で、アンコールを含めて演奏されたのは20曲以上。
2時間45分にも及ぶ、濃密なステージでした。

第1部ではウクライナへの祈りを込めた『ピース』や、パーカーの名曲『コンファメーション』など本格的なビバップを端正に紡ぎ、第2部では⼀転、得意の陽気なブラジルやアフリカのリズムが炸裂。
⾃らタンバリンを叩きながらステップを踏み、弾ける笑顔でグルーヴを⽣み出す姿に、客席の⼿拍⼦も熱を帯びていきます。
藤枝市出⾝の若⼿ベーシスト‧三嶋⼤輝さんの⼒強い演奏に、地元ならではの親近感が湧き、最後はメンバー4⼈が⽣の声と⼿拍⼦だけでアフリカの歌をアカペラで披露。
会場全体が温かな⼀体感に包まれました。

⾳響の素晴らしいホールのほぼ中央という特等席で、カワイの最⾼峰ピアノ「Shigeru Kawai」の澄んだ響きとともに、全⾝全霊の⾳を贅沢に浴びた⼀夜。
年齢という数字を軽やかに⾶び越え、トラブルすら味⽅にしてしまう貞夫さんの瑞々しいパワーに、⼼から元気をいただきました。
私も貞夫さんのプロの姿勢を⾒習い、⽇々の診療を通じて皆さまの笑顔と健康を⽀えてまいりたいと思います。
季節の変わり⽬、どうぞご⾃愛くださいね。














