鼻呼吸vs口呼吸

こんにちは、受付のK.T.です。
今年の冬は乾燥が特にひどかったので風邪など体調不良で苦労された方も多かったのではと思います。
今回は風邪とも関係のある鼻の凄い機能から話を始めていこうと思います。

鼻は1日にドラム缶約70本分の空気が出入りします。
細菌、ウイルス、有害物質などの侵入を防ぐフィルターの役目をし、肺にとっての防衛基地なのです。
鼻からは1日1㍑の水分が分泌され、インフルエンザなどのウイルスは乾燥に強い反面湿気に弱いので、鼻から入ると鼻の中の水分でウイルスがダメージを受けます。さらに鼻の中にある無数の線毛がベルトコンベアーのような働きをし、喉に運ばれ、飲み込まれ、胃に入り、胃液で殺菌されてしまいます。
なので普段から鼻で呼吸していれば、細菌、ウイルス、有害物質から守られているはずなのですが…。

皆さんは鼻呼吸ですか?
それとも口呼吸ですか?



人間は元々、母乳を飲む時に鼻で呼吸することを覚え、口で栄養を摂ることを覚えます。しかし成長すると口で呼吸することを覚え、習慣となり鼻呼吸よりも口呼吸する人の方が多いのが現状です。

気がつくと口がポカンと開いてませんか?
いびきをかいてませんか?
唇や舌、口の中が乾燥してませんか?
朝起きた時、喉が痛くないですか?

これらは口呼吸のサインです。
口は鼻のような防衛機能がないため、直接外気を取り込み、無防備に体内(肺)にウイルス、細菌、有害物質を送り込んでしまうのです。
その結果、口呼吸で様々な弊害が起こります。

具体的には…

・風邪、アレルギーなどになりやすい。
・口の中が乾燥し唾液が減るため虫歯、歯周病、口臭の原因に。
・歯並びは舌の圧力と唇や頬の筋肉の圧力のバランスで決まるため、口呼吸で唇や頬の筋肉からの圧力がかからず、出っ歯や受け口など歯並びが悪くなる。
・口呼吸は口の周りの筋肉が緩んだ状態で、口呼吸を続けるとさらに口の周りの筋肉(口輪筋)の周囲の表情筋も緩み、皮膚の緩みへとつながり目元や口元のシワの原因に。

毎日当たり前の様に無意識に行っている『呼吸』。
一度見直してみてください。
そして無理のない程度で少しずつ鼻呼吸を始めてください。きっと変化があるはずです。

関連記事

  1. あいうべ体操
受付時間 9:00~12:00
14:00~17:00
電話 0538-85-0888
休診日 月曜・日曜・祝日
所在地 〒437-0215
静岡県周智郡森町森334-1
アクセス 天竜浜名湖線「戸綿駅」徒歩10分
秋葉バス「遠州森町」下車徒歩2分
アクセス詳細

最近の記事

  1. 次郎柿ワイン
  2. お茶を入れている様子

アーカイブ

PAGE TOP